2012年 08月 10日
今年も海外からの研修生がやってきました。
デンマーク・コプンハーゲンにある レストランNOMA で、
パティシェとして働くヤンさんです。
やはり手先が器用なのでしょうね、お箸を実に美しく使います。
レストランNOMA はシェフ約45名、サービス約20名。
彼らの国籍も様々で十数か国から集まる国際的かつ巨大な
レストランです。
そのような所で働くヤンさんが、この山深い地にある
美山荘 にやってきたのはなぜなんでしょう。
それは美山荘の哲学
自然の恵みを頂き、生かす。。。に惹かれたから。
NOMAの哲学と通じるだとか。
さて、日本語を全く話せないヤンさん、
英語力ほとんどゼロの板場のみんな、どうやって
コミュニケーションをとっていたのでしょう。
みぶりてぶり、見よう見まね、スケッチ...
あらゆる手段を駆使して
そこは同じ道を歩む者同士、ノープロブレム!!
最後の夜はみんなで祇園に繰り出し、
おおいに楽しんだようです。
ヤンさんと同じく15歳からこの道に入り、
精進してきたウチの煮方の塩見君。
特に通じ合うものがあったのではないでしょうか。
「今度は自分がNOMAに」と約束していました。
翌日ヤンさんは迎えの車が来る直前まで
皆と一緒に仕事をし、そして去っていきました。
また、それぞれの場所で、自分の道を歩む日々です。